chiharu410kun’s diary

成東高校陸上競技部の状況と成功メソッドについて掲載

元気の出るホントにあった凄い話シリーズ④

〇村君                    
    こだわり*明るさ*癖                    
 「先生、夏の合宿の日程はどうなってますか」。「他の部活と調整中でもう少し待って」。「お盆前に家族で福岡に里帰りするので早めにわかると」。「最後の夏合宿なので出たいので」。それまで夏と春にセミナーハウスで合宿を行っていた。他の部活の希望もあり、都合の良い日程とばかりではなかった。

結局、合宿はお盆前の日取りで、帰省とダブったようだった。「どうする?」。「家族には先に行ってもらい、合宿が終わったら一人で行きます」。飛行機に一人で乗っていくのか。そんなに慣れていないだろうし、不安もあったと思うが。合宿は本気だった。

                   
 そんな彼はとにかくおしゃべりでいつもしゃべっている印象だった。それにつられ周りの皆も明るかった。特にきつい練習で走り終わった後も、ホントに”一呼吸”すると、「あそこの坂きついよな」「あそこで○○がとばすから」・・・自然に回りもしゃべりだす(笑)。走り出す前はど真剣、走りも積極的、走り終わるとしゃべりだす・・・。  

                 
 また面白い”癖”があった。練習中に人としゃべっている時、立っていても、座ってストレッチしていても、口だけなく”手”も動いていた。体を揉んでいるんです。「そ~なんですよ」あちこちモミモミ。「前半この位でいって」あちこちモミモミ。最初は「何か落ち着きがないなあ」と思ったりもしましたが、基本真面目だし、まあいいかと。    

                   
 そんな彼ですが、頑張りの甲斐あって県新人800m5位、マイルリレー6位と健闘。2日間で800m予選準決、マイルの予選、2日目にマイルの準決、800mの決勝、マイルの決勝。明るく元気でタフだった。                    
 翌年総体でも800m5位、マイルは8位と残念も、南関東800m第6位、見事6位でインターハイ出場を果たした。                    
 中学校時代は1500mがメインだったようだが、もちろん県入賞なし。こだわりと明るさ、いい癖?が実を結んだ。                    
*どんどん前向きに、やる気で挑み、日頃は明るく・・・時折モミモミ・・・。   懐かしい思い出。

《今から明日から未来のための勝ち組習慣》