chiharu410kun’s diary

成東高校陸上競技部の状況と成功メソッドについて掲載

いつかは自分だって・・・

三寒四温?春の季語ですがこのところどちらかというと寒い日が続いていますね、でも今週末より「U18日本選手権(高校12年生の全国大会」が愛媛県で、関東新人(1都7県の代表24名)が神奈川県で開催されます。標準記録や県3位とハードルは高いけど、「いつかは自分だって・・・」の心意気で日々頑張りましょう。目標を持ち、1日の行動改革を行い、地味な練習を熱く取り組むところから始めましょう。強い人に勝ちたいなら、それを上回る心構えや行動習慣を作り上げるのです。ある意味当たり前のことです。

自分が土気高校の赴任した1年目、総体出場はなんと1種目、何とか県新人は男女で5種目位だった記憶です。すべて予選落ち。そして12月の冬休み、自分は関東選抜合宿のコーチで各県の選抜選手を指導することになっていました。

「どうしようか?」と迷っていたところ、『先生、うちは冬休みはフリーなんです』。「えっ!?」。「強い選手は合宿で、うちは集合なしのフリーか」。昨年までの慣習だったようで致し方ありませんでした。「何か矛盾している気がする。強い選手に勝とうと練習するのに、強い方が合宿で、弱い方が2週間フリー」。「とりあえずもうその流れできているようなのでその方向でいいよ。」「但し休み明けの1月7日に何を目指して練習するか?皆で話し合って欲しい。その方向に沿って練習menuを考えるから」。

お正月明け始業式が終わり約束通り、部員皆でミーティングをしました。自分は体育研究室で待機していました。まとまったら呼びに来てほしい。1時間位経ったころ、キャプテンが来ました。「先生ミーティングが終わったので来てください」。男女10人(マネ含む)の小規模部活。新人戦では男子の個人種目が3種目とマイルリレー、女子は1種目の出場だったと思います。出した結論は「全員県大会」でした。「100mは100人くらいいて12人しか県へ行けません。競争が生まれます。他の学校より多く練習しなければなりません。」など簡単にはいかないことを説きました。が部員の目は真剣でした。グランドに水が溜まっていても水溜まりでない所を走ったり、雪が積もっていても、昭和の森の木のそばでかすかに地面が見える部分を走ったり・・・。いつもと違う取り組みで頑張りました。

結果男子は個人(4人)全員が県へ、女子は1人が個人ではいけませんでしたが、リレーで出場、4人全員県大会でした。強豪校からすれば大したことのない成績でしたが、公約を果たせたことは喜びが大きかったと覚えています。その後成長し、総体へは男女33種目が出場しました。そして陸部活史上初のインターハイ出場を成し遂げました。

*今日のことば*

十里の道の第1歩 百里の道の第1歩 同じ1歩でも覚悟が違う。

三笠山に登る第1歩 富士山に登る第1歩 同じ1歩でも覚悟が違う。

何処まで行くつもりか どこまで登るつもりか 目標がその日その日を支配する

~後藤静香氏~

私の好きな言葉です。

《今から明日から未来のための勝ち組習慣》