chiharu410kun’s diary

成東高校陸上競技部の状況と成功メソッドについて掲載

常識、普通ってどこ?

日本陸上競技選手権が先週末大阪長居競技場にて開催されましたね。

「たかが陸上 されど陸上 やっぱり最高 陸上競技でした。

人それぞれ「これが最高 スゴイ」は違うと思いますが、とにかくどの種目も興味関心と興奮の連続でした。世界陸上の標準突破も(当たり前ですが)高く、”そこまで出るか?”的に思っていましたが、自分の予想はハズレ気味、嬉しい予想外でした。

そんな中、標準突破も凄いのですが、「想定外のエントリーでどうなるの?」と興味津々でした「田中希実さん」。昨年の東京オリンピックで1500m入賞(予選・準決勝・決勝)のみならず、『3分59”台』という日本人のこれまでの記録の概念を吹っ飛ばす記録を打ち立てました。昨年度冬季には駅伝、今年に入ってからは800mから5000mまで各種大会に出場し、好成績。さすがですね。

ですが日本選手権は第1日1500m予選、第2日1500m決勝。第3日800m予選、第4日は800m決勝~70分後に5000mの決勝という超ハードスケジュールでした。800mは猛追するも第2位。その後に5000m。10000mの第一人者の廣中りりかさんとの勝負でしたね。4000mまでのペースは世陸の「標準を下回るタイムで通過、勝負に徹するかと思いきや、徐々にペースアップ、ラスト1000mは2’48”と男子並み、ラスト400m61”で800mのラスト1周より早いラップでした。結果15’10”の世陸標準を突破15’05”61のタイムで優勝しましたね。インタビューに「800mを走っていても走らなくても、たぶん変わらなかったと思います」と答えていました。日頃の練習の裏付けによるものなのでしょうか。

ここで、『休憩も短いハードスケジュールなのに3種目すべてに出場する』と決めたのは何故なのか、どういう心境なら、へこたれずに走れるのでしょうか。解説の岩水さん(順大OB*前3000m障害日本記録保持者)も「常識を覆すというか、自分で常識を作っている」とおっしゃっていました。

人が成長する上でまず取り払わなければならないのが固定観念と思っています。よく「普通さ~」「常識で言ってさ」などと自分の常識で物を語りますが、その常識は教わったこと?自分で見つけたもの?と考えてしまいます。

意外とやり遂げた本人はあっけらかんとしているのです。本人にとっては「普通」かもしれません。周りは凄いと思っても当の本人はそうは思わないのです。思考と行動の習慣化であると思います。習慣って凄いんです。

記録更新も素晴らしいのですが、常識破り?固定観念の脱却を思い知らされた日本選手権でした。そういえばMLBの大谷選手も・・・・。

《今から明日から未来のための勝ち組習慣》