「３６５日・陸上の神様・今年のはなし」
昨年、県北西部の高校の顧問の先生から「競技力向上の心構えをミーティングで話してください」と頼まれ２回ほど出向いて講義をしました。部員は皆真剣な表情で聞き入りメモをとっていました。色々な観点から話しましたが、「自己規律の話」が特に印象に残ったのでしょう。その選手は千葉県総体で走高跳で第５位入賞と優秀な成績をあげ、インターハイ出場のかかる南関東大会へ出場することになりました。正直、東京・神奈川・山梨・千葉の代表２４名で６位に入らなければインターハイ出場はなりません。県で５位となれば余程南関東大会でベストを更新しないと難しいと言わざるを得ません。
＜結果＞第６位で見事福井インターハイ出場を成し遂げました！自己記録も更新。瀬戸際の戦いで落選してもおかしくない状況下でしたが、快挙達成をしました。
本人談「自分は３６５日毎日高跳びの動画を見ると心に決め、それを続けました」と。もちろんそれだけではないとは思いますが、ギリギリの戦いを勝ち抜くには、技術体力の向上に研究、そして何よりも情熱を持ち、自分で決めたことを続け、心を強くすることが必要不可欠です。
人間は習慣性の動物です。新たな習慣を続ければ、それが普通になり、苦痛感もなくなります。いわゆる自己規律です。日常生活で、練習場面で、いつでも何処でもできる習慣作りを見ましょう。体力トレーニングだけが能力を高めるわけでわありません。時にはイメージトレーニングで毎日”それ”をイメージする。これが相当な効果があると言われています。頭と体を使った自己規律を習慣化しましょう。その情熱を「陸上の神様」が見ていて、「そこまで頑張るのか」とご褒美をくれるのかもしれません。
この選手は特別ではありません。彼に出来たのですから、君にもできるのです。誰にもできるのです。
《今から明日から未来のための勝ち組習慣》
