イニシアティブ＝早出居残り休日返上の部員たち（その２）
茂原高校時代の部員ですが、まずは女子Ｙさん。入学と同時にお兄さんと同じハンマー投げに取り組むも思うようにいかない日々が続きました。色々叱咤激励をしつつ少しずつ成長はしていましたが正直”なんとも(´；ω；`)”でした。
ある冬の日、「素質のある人は１０回位でコツをつかむ。そうでない人は１００回やってもできない。出来ないできないと嘆くより１０００回やったらどうだ。時間はある。上手くなりたかったら休みの日に来てやればいいじゃないか」。
しばらくしてＹさんは土曜日の練習後、「先生明日きて練習していいですか？」。「全然ｏｋ」。その日はお母さんと来ていました。結局自分も来て指導していました。そんなことをしているうちにメキメキと力をつけ全国Ｕ１８の部で第５位に入賞しました。まだ女子ハンマーはインターハイ種目になっていない時代でしたが全国入賞を果たしました。１年次からは考えられませんでした。人って変われるんだねぇ。
その彼女より３～４年後に入学してはやりハンマー投げに取り組んだ生徒Ｔ君は１月１日（元旦）に初投げをしに学校へ行ったようです。自分が２日に用事で学校に行き、グランドを見たらハンマーの痕跡が真新しく残っていました。「誰だろう？」「ＯＢかなあ」。１月４日の走り初めの日に聞いたところ、Ｔ君が元旦に来て投げたそうです。Ｔ君は南関東優勝の離れ業で新潟インターハイ出場を果たしました。
休みなのに、心は熱いのでしょう。居てもたってもいられない位の精神状態なのでしょうか。ＹさんやＴ君に出来たのだから、君にもできるのです！
休日返上のイニシアティブ。今のままでいるか、何としてもワンランク上がりたいか？
《今から明日から未来のための勝ち組習慣》
