chiharu410kun’s diary

成東高校陸上競技部の状況と成功メソッドについて掲載

過去の部員の思い出①

各学校とも卒業式や定期考査を控え、そろそろ部活停止期間かと思います。でも「思考の停止」ではありません。おそらくどこの先生も「free期間だけど時間の許す限りで、テスト勉強の合間に体を動かしましょう!」と言っているでしょう。一にテスト勉強、二に自己規律実践継続、三、運動(jog、補強etc)などでしょう。またテスト明けから「総体までまっしぐら」です。目標や想定など思いを巡らしましょう。

さて過去の教え子での思い出です。その部員SZK君は2年生の秋新人戦には400系で県大会出場を得られそうな状況でした。が大会を前にして(ちょっと調子に乗り過ぎな)不慮の事故で足の親指を骨折、支部予選出場すらなりませんでした。

正直それまでも陸上で目立つより、しょうもないこと(笑)で指導する感じでした。陸上へも情熱は今一つで”パッとしない部員”でした。そして怪我・・・。その時に私に「先生自分は情けないですが、あきらめずに指導してください」と申し出てきたのを覚えています。

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とはいえケガもそう簡単には癒えず12月テスト明け位からボツボツ始めました。その頃の記憶はあまり覚えていませんが、3月の定期テスト明けから再開してからの彼の取り組みは目を見張るものがありました。『怖いものなし』的な感じでガンガン行きました。最初で最後の県大会出場を目指して『怒涛の快進撃』といった感じでした。

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3年次の総体に400mハードルに出場、準決勝まで進出しました。それも驚きでした。正直上位争い=決勝進出は難しいかなと思いましたが、その準決勝で爆走しました。結果は3着でした。準決勝は3組2着+2。2組の3着に入りましたので各組の結果待ち。1組の3着が56”18。SZK君は56”19。3組の3着も肉眼的にも極めて僅差が予測できました。結果「56”17」でした。僅か100分の1差。結果をいち早く教えようと彼を見つけた途端、私の表情を見て「落ちた」ことを感じ取ったのでしょう。泣き崩れました。最初で最後の県大会。暮れの頃からでは想像もできなかった結果でした。

強いモチベーションが彼を支え、前へ前への原動力になったのでしょう!30年位前のことですが鮮烈な思い出であり、よく覚えています。『凄いなあ』やればできるもんだなあと。

彼に出来たのですから、君にもできるのです!熱い気持ちを持ち、自己規律を掲げ、生活全般を見直し、甘さを捨て=本気になれば、改善できることが多いのです。学校の練習以外でもできることは考えればいくらでもあります。短い時間でも有効なことは山ほどあります。畳一畳でもやり方次第です。ですよね。

”今は”心静かにテスト勉強に全力で取り組んでください。テスト明けから情熱をもって練習、生活していきましょう。驚くような結末が君を待っています。

今回もご覧になった皆さん、この記事を紹介して、皆で共有し、モチベーションupの一つにしてください。このような話題で盛り上がってください。

《今から明日から未来のための勝ち組習慣》