時間の奴隷ではなく、主人になろう
そのための「逆算思考」は、以下の3つのステップからなる。
①想像力を駆使し、明確な成功のイメージを創り上げる
②能力・進捗・条件・残り資金・残り時間といった現状を把握する
③目標と現状から「やれることはこれくらいで、特にこれは絶対すべき」という優先順位を逆算し、厳密に守る。
当然ながら状況は常に変わってくるので、何かを実現する上で軌道修正は避けられない。そこで道に迷わず目標に近づくには、優先順位が必要なのである。優先順位が分かっていない人は「~やらなきゃ」という足し算で物事を考える。でも、現状から足し算で目標に向かっていくと、やるべきことが無限に増えてくるから、誰がやっても100%破綻する。
たとえば受験生だと「英語やらなきゃ」「数学やらなきゃ」「国語やらなきゃ」というふうに、どんどんやるべきことを増やして、受験に失敗してしまう人が多い。同様に、社会人も「メール返信しなきゃ」「会議に出なきゃ」「上司に媚びなきゃ」というふうに、なんとなくやるべきことを増やして、毎日の忙しさに負けてしまう人が多い。
勉強や仕事ができる人は皆、足し算ではなく引き算(逆算)で物事を考える。できる受験生だと、まず自分の志望大学を設定して、過去問を何度も見てから、合格ラインの総合点を得るために必要な勉強だけをするだろう。
できる社会人も数年後の自分の姿を想定して、「緊急ではないけれども重要なこと」、たとえば読書や英語学習、筋トレなどに日々時間を費やすだろう。
自分が意味を見出せる行動を重ねていけば、人生は一発逆転できる。だから、時間の奴隷ではなく、主人になろう。時は「自分の意志」で刻んでいこう。過去は変えられないが、未来は変えられる。
「英雄とは、自分のできることをした人だ。凡人は自分のできることをせず、できもしないことをしようとする人だ」byロマンロラン
東大AI博士カリス氏[誰でも“勝ち組”になれる一発逆転思考]
成功は特別な人が成し遂げることではない。成功した人は皆口々に同じようなことを言います。自分は凡人です。特に優れているとは思っていません。ただ優れているのは何度失敗してもチェレンジする諦めないことかなと。
4回にわたり16歳で東大に合格したカリス氏を取り上げた記事に少々コメントしました。何かしらヒント、参考になれば幸いです。
《今から明日から未来のための勝ち組習慣》